
怪我もなく授業も及第点を貰えたので特に問題なく、しかし風呂の時間には早く、俺とはっちゃん以外の友人達は未だ戻らず。
腹は減っているが泥だらけになった服は着替えないと、さすがに食堂に入れてもらえない(というか夕飯には少し早すぎる)
あとで食堂集合なー?ん、分かった何時もの時間でいいよな。いいんじゃね?その時間には裏々々山まで行った奴らも帰ってくるだろ。だよな。まぁ帰ってこなかったら先くっちまおうぜ!
そういって、はっちゃんと別れたのはついさっき。
「…しまった、暇だ」
部屋でぽつり呟く。
疲れていて勉強する気もない俺は、ぼんやりと今日の授業のことを思い出していた。
今日はいろは合同裏々山で札の取り合い。
何時もは二人一組で、俺は大概が同じ組の勘ちゃんと一緒に実習することが多いけど、今日は珍しく単独での実習だった。
全員裏々山だと人が多すぎて(とはいっても30人にも満たない)探索の意味が無いとかなんとか。
半分は裏々々山まで足を伸ばすことになったのだが、くじ運がよかったのか俺は裏々山の班に入ることができた。
そういえば、くじ引きの時に三郎の「えええ!」って声とはっちゃんの爆笑が聞こえた。解散時にもいなかったし、三郎と雷蔵と勘ちゃんは裏々々山を引き当てたんだろう。
「三郎面倒くさがってそうだな」